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年頭のご挨拶

和歌山木材協同組合
理事長 中谷友紀

新年あけましておめでとうございます。皆様方におかれましては、良き新年をお迎えになられたことと心よりお慶び申し上げます。

当初、恒例の新年交歓会を1月18日に予定しておりましたが、首都圏、関西圏など11都府県に緊急事態宣言が発出され、また県下でも和歌山市を中心に新型コロナウイルスが感染拡大傾向にあることから、やむなく中止の決断をさせていただきました。

昨年は和歌山木材協同組合の設立70周年という節目の年でありました。幸いにも新型コロナウイルスの感染拡大前ということで、昨年の1月16日には70周年記念式典・祝賀会を開催し、多くの来賓、組合員の皆様方と盛大に設立70年のお祝いを行うことができました。

しかしながら、その後は新型コロナウイルスの影響により、残念ながら組合活動は十分に実施することができないまま、新年を迎えることとなりました。また組合員の各社においても事業や働き方を大きく見直さざるを得ないことになったかと存じます。今後はワクチン接種などにより、感染拡大に歯止めがかかることを何より期待するところではありますが、コロナウイルスの感染拡大により時代は大きな転換期を迎えたように感じられます。

今年のキーワードは「デジタル化」と「グリーン化」です。菅首相は新年の会見で、新型コロナウイルスの感染拡大防止に向けた決意とともに今年の重要な方針としてこの2つの推進を掲げておりました。

「デジタル化」については、例えば、営業や打ち合わせが、取引先を訪問せずにテレビ会議となる。毎日の出勤が当たり前だったのが、テレワークに切り替わるなど、コロナ禍で今まで当たり前と思っていた経済活動や働き方に大きな変革をもたらしました。木材業界は他の業界と比べ、この分野では少し遅れていたかと思いますが、今や待ったなしで変革を進めていかなければなりません。

一方「グリーン化」については、木材業界にとっては朗報と言えるかもしれません。日本経済を支える自動車産業などでは、脱炭素化や自動車の電動化などこれから大変な変革が求められますが、木材業界においては、より一層の国産材の利用促進や都市の木質化など求められるニーズはかつてないほど高まるとともにビジネスチャンスも広がるものと思われます。

昨年は新型コロナウイルスにより、日本のみならず世界が大きく揺らぎ、その波はわれわれ木材業界にも大きな影響を与えることとなりました。新型コロナウイルスもいずれは収束するでしょうが、変わり始めた価値観の多くはもはやコロナ禍以前には戻らないと考えます。これからの時代に向け木材業界も新たな発想の転換を図り、「未来志向の木協」を推進し、組合員各社の発展や経営基盤の強化に寄与できればと考えております。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。